つくねん

ただの日記

パンと牛乳

 

牛乳がないというから

近所のスーパーに買いに行ったら

朝から真剣にカップ味噌汁の具を選んでいる男性がいて、

牛乳が買われるまでの間ぼんやりその男性を見ていた。

細身眼鏡のよいフォルムだった。

結局なんの具を選んだのだろう。

 

ふと、虚をつくの虚って虚かぁ、と思った。

なかなか酷いところをついてくるものもいたもんだな。

 

パンどれにするってきくので、どれでも。というと

これがおいしい、というから、じゃあそれで。という。

パンと牛乳。

 

やっぱりなんぴとも、十全に信じるべきじゃないなと思う。

いや、もちろんそうなんだけど

私にも色々な側面があるわけで、

そりゃそうなんだけど。

複雑さの中に留まること、

曖昧さの中に留まることが精神的成熟の証左とはよくいったものだ。

そんなことしてたらみんな病んじゃうよなぁ。

元気に病んでいけたらいいけども。

こう、前向きに、別人格にならないものだろうか。

人とパンと牛乳と、なんのややこしい思いも抱かずに健やかな朝を過ごせるような。

そんな日は来ないような、ある意味近いような。自分が何を選ぶか、ただそれだけのような。