つくねん

思ったことや感じたことを書きとめる場として。

かつて私であったもの

 

親知らずを抜いた。

 

親知らずを抜くのは2回目なんだけど

抜いた歯を持って帰るか、ときかれるたびに

妙な気持ちになる。

 

一応、抜かれた歯は分離したにせよ

私に属するもので

勝手に処分もできないんだろうな。

 

使用用途も特に思いつかないから

いらないです、と返すけど

その歯は医療廃棄物として

燃やすなりなんなり適切に処理されるのでしょう。

 

私の身体の一部分だったものが

そこを離れて

一足先に焼かれて灰になってどこかでどうにかなる。

もちろんそこに痛みはない。

それって不思議ですよね。

 

この感覚が敷衍されると

髪やら爪やら瘡蓋にまでそういう気持ちがわいてくる。

 

髪やら爪やら

私を構成していたもの。

過去形。

かつて私であったもの。

 

切断手術をした脚は

さすがに医療廃棄物としても処理できないから

あれってちゃんと火葬場で焼いて骨を拾うんですよね。

私はさぁ。

 

まあこの話はやめよう。

 

物理的な分離だけでなく

心的な分離にも

こういうことはあるのだろうけどなぁ。

 

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地元又は実家に帰らない(帰ろうと思わない)の?

とよく訊かれるんだけど

あれってなんなんだろう。

私が女だから、というのもあるのだろうけど

ほんともう飽き飽きするくらい訊かれるんだよね。

 

だいたい、

地元に帰って何があるのかこっちが訊きたいし

実家って……

 

ぶつぶつ。

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