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つくねん

思ったことや感じたことを書きとめる場として。

同じように悲しくて、バラバラに苦しい

 

寝て起きたら4月になっていた。

久しぶりに髪を切った。さっぱりした。

 

外に出たついでに、映画も見てきた。

「息の跡」。

友人のお知り合いらしく、前から見てきてよと言われていたのだった。

 

静かで前向き(という表現が適切かはわからないけど)な映画だけれど、きついなぁと思って見た。

震災と被災者の記録映画というだけでなく、

都市部でなく地方で生き、生き終えて行く人たちの記録でもあるなぁと思う。

胸が詰まる。故郷と、そこで生きていた人たちのことを思い出して。

 

人は容れ物なんだなと、この映画を見て改めて思った。

いろいろなものを溜めて生きていくし、

生きていると不可避にいろいろなものが溜まっていく。

 

ラストカットが特にいいなぁと思ったのだけど

それは私があの一帯に連れて行ってもらったことがあって

友人と、そういう話をしていたのが大きいのだろうと思う。

 

津波にのまれた町をかさ上げして、新たな町を築くことへの期待と葛藤。

古い町を、亡くなった人を踏みつけるという思いと

古い町と、いなくなった人たちと一緒に上がるという思いと。

そういう話を書きたいと思うけれど伝わるかな、と友人から相談されたことがあって

伝わるよと答えたことがあった。

その時のことを思い出した。

 

作中、佐藤さんが言う。

みんな同じように悲しくて、

そしてみんなバラバラに苦しいのだ。