つくねん

思ったことや感じたことを書きとめる場として。

みんなこっちを見ている

 

先月、友人と篠山紀信展に行った。

鬼籍に入られた人たちという部屋に、

三島さんの写真が2点あった。

よく知られた写真だけど、

光の当たり方なんかがしっかり考えられた空間の中で

自分よりも随分と大きなオブジェクトとしてのそれと向かい合うと

やはり感動するなぁ。

 

友人は私の三島由紀夫好きを知っているのだけど、

「聖セバスチャン殉教図絵」を模した写真について

この人いったいなんなの……と冗談交じりに当惑していた。

 

大原麗子さんの写真は

とても綺麗だったな。

 

色々と見ていって

ディズニーランドの大きな写真の前で足を止めた。

ミッキーとかミニーとか、7人の小人とか、キャスト勢揃いで、こちらをにこやかに見つめている写真で

一言でいうと、すごくこわい。

やだなぁと思っていたら、友人が

こういう突き放した冷たい撮り方をしてしまうんだなぁこの人、と言った。

 

他にも、力士たちがみんなこっちを見ている写真もあって

みんなこちらを見ている、という不自然な状態が

なんだかおぞましくなってきた。

写真を見ているのは私のはずなのに、

被写体のみなさんにこちらが見られているような、主体が強制的に転換される、そんな感じ。

もともと人の視線って苦手だしなぁ。

写真というのは一種の暴力性を持つなぁと思ったのでした。

 

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友人のいいカメラで私が撮った友人。

この日曜、仕事でわざわざこっちに来るらしい。