つくねん

思ったことや感じたことを書きとめる場として。

背中

 

この週末は、とても心安らかだった。

まず親しい友人を見送ることから始まって、

そのあとは好きな人といた。

 

映画を見て、ご飯を食べさせてもらって、カラオケに行って、あとはどうでもいい話をしていた。(そのどうでも良さが、とても心地いいのだけど)

私はとても子供じみていて、心を開いている人には

頭の中でまとまらない話をそのまま、ねえねえとか、あのねとか言って話し始めてしまう。(通常、あまりしゃべらない方だと思う)

もちろん話は何の的も射ていないし、どこにも着地しない。

だけど彼はいつも私の話を遮らずに待ってくれるので、

ついつい、話したくなってしまう。

多く、得体の知れない話から私の言いたいことを汲み取って

うまく言語化してくれたり、きちんと話を続けてくれたりする。

また、気になったもの(頭に閃いたこと)は何も考えずに

あれはなんだろうそれはなんだろうと尋ねる癖もあるので

街を歩いていて、どうでもいいような質問をよくするのだけど

それにもいつもきちんと答えてくれる。

それってすごいことだと思う。(だって、とても面倒臭い。)

 

私は彼がとても好きで、

きっと私に尻尾が付いていたらブンブンだと思うのだけど

幸か不幸かそんなにわかりやすい感情表現の器官は持っていないので

いつもだいたいよく分からない具合になっている。(と思う。)

 

彼は歩くのが早くて、私は遅いので

よく彼の背中を見ながら歩くのだけど(そして彼の背中を見ているのが好きなのだけど)

ときたま、仮に私がこのまま帰っちゃったりしたら気がつくのかしら?と思うことがある。(もちろん気がつくでしょうが。)

私がテコテコついていくことを信じているのだろうなぁと思う。

初めてやりとりをしたときも、会ったときも

この人は私を(もしくは人一般を)信用しすぎなのではないかなと思っていた。

私が彼の思うような正しさを持たない人間だったらどうするつもりなのだろうか。とか。心配になっていた。

彼のほうが長く生きているけれども、その無邪気さを面映く感じるときがある。

 

だいたい、その辺の地べたに一緒になって寝っ転がってくれる人も

私が面白がって買った古い雑誌を面白がってくれる人も

よく分からないことにきちんと取り合ってくれる人も、まあいない。

 

もちろん、相手の話を聞くのも好きだ。

穏やかな人だけど、たまにびっくりするような極端なことも言う。

笑うと目がクシャってなる。

スーツがよく似合う。

いたずらに同意することなく、ちゃんと意見もアドバイスもくれる。

いつも、言葉から待ち合わせから何から、いろんなことを待ってくれる。

 

私としては、尻尾ブンブン状態なのだけど

このままおんぶに抱っこじゃいけないよなと思うので

とりあえず意思表示から頑張ります。たぶん。

 

f:id:shrikm:20161120223343j:plain

いちょうが綺麗でした。